遠近両用の基本のキ

これだけは押さえておきたい点【4:14】



遠近両用メガネについて

-図解・写真は拡大できます-

遠近両用メガネの見え方とレンズ構造

遠近両用メガネ図解
遠近両用レンズ視界イメージ
遠近両用レンズ視界イメージ

遠近両用の長所と短所

遠用、中間(PCのモニター画面等)、近用(老眼)とそれぞれ別々のメガネを持たなければならないところを、レンズ上部からレンズ下部にかけて度数を徐々に変化させる(累進帯)ことで、ひとつのメガネですべての用途を満たせるように設計されている。

したがって、

  ー長所ー

  • メガネを二個三個と持ち、目的や用途に応じて掛け替えたり、頻繁に掛け外しをしなければならないような煩わしさ面倒くささから解放され、
  • それによってメガネの毀損や紛失を回避することができる。
  • 会議やセミナー等、遠方と近方を交互に視線移動しなければならない状況でとくに便利さが発揮され重宝する。

その反面、一枚のレンズにさまざまな焦点距離の度数を詰め込んだ設計になっていることから、

  ー短所ー

  • それぞれの視野が限定され、
  • 構造上、周辺部にユレやユガミがあり、
  • 下方視の際、老眼部分に視線が通ることで歩行やとくに階段を下りる際に違和感が生じる。
  • 目の順応が必要になってくるので眼精疲労を感じやすい。
  • それらの遠近両用特有の特徴からどうしても慣れが必要になる。

以上、遠近両用メガネには長短併せもった特徴があり、いまあげた短所は遠近両用であれば構造上、必然的に伴ってくるもので、違和感にしろ、目の疲れにしろ完全にゼロにすることはできません。



使いやすい遠近両用メガネとは

ビデオ編【前編4:35】

使いやすい遠近両用メガネとは

ビデオ編【後編8:30】

使いやすい遠近両用メガネとは

私自身、さまざまな遠近両用を使用してきて、まずなんといっても中間から近方にかけて必要充分な視野が確保されている遠近両用を使い心地のよいものの第一にあげたいと思います。

つまり、PCのモニター画面とキーボードを交互に見ながらなんの支障もなく作業ができるということです。

しかも、視線の位置を窮屈に固定せずに自然な下方視で書類や新聞等の細かい字が無理なく読めるものです。

遠近両用の老眼部分はけっして付け足しなどではなく、仮にいま見え方に満足していなかったとしたらそれは選んだレンズの良し悪しを疑ってみることも必要かと思います。

そしてまた、違和感であれ、目の疲れであれ完全になくすことはできないにしても極力少ないほうが当然いいわけで、それは結局のところ各レンズメーカーの有している技術力に大きく依存してきます。

同じく遠近両用と名乗っていてもどれも同じというわけではないのです。

実際のところ、比較検証してみると同じ遠近両用といえども各レンズによって使用感は著しく、また微妙に違っています。

そのなかで、私自身が試してみてより見やすく、より慣れやすいと感じている遠近両用レンズを厳選してご提供させていただいています。



価格表

左右組価格(消費税込)   

 紫外線

カット付

レンズ屈折率

1.60、1.67

レンズ屈折率

1.74

キズ、よごれ防止

コート付

 ¥25.000

(¥27.000)

 ¥30.000

(¥32.400)

カラー

 ¥30.000

(¥32.400

 ¥35.000

(¥37.800)

近赤外線、ブルーライトカット付

 ¥30.000

(¥32.400

 ¥35.000

(¥37.800)

カラー

 ¥35.000

(¥37.800)

 ¥40.000

(¥43.200)

当店おすすめ遠近両用レンズ

  • おすすめの遠近両用レンズはすべて紫外線を99%カットします。(表面のみ)
  • 紫外線とともにシミやしわの原因のひとつとなっているのが近赤外線で、その対策が施されているレンズに関しては40%ほど近赤外線がカットされます。
  • ご紹介している遠近両用レンズは中間から近方が見やすく他社のものと比較して使用感がすこぶるいいのですが、今回、世界初の技術(被写界深度延長設計)が加えられ、実際に私自身が使ったうえでの率直な感想として、以前よりも格段に遠近両用特有の目の疲れが軽減されていることを感じています。